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パット・メセニーの音楽





最近フュージョンばかりの記事だが、まあいいか。


パット・メセニー


およそ今世界中にいるあらゆるミュージシャンの最高峰に位置する天才。

彼の音楽について取り上げる。

皆が口を揃えて言う。
「彼の曲ほど強烈に情景が思い浮かぶ音楽は知らない」

そう。どの曲も強烈にリスナーに印象づけるのだ。
これでもかというほど、心象風景を突きつけてくる。
もうこれは突きつけてくると言い切ってしまおう。


例えば人気曲「Are You Going With Me?」

これなんかは切ない部類。
キューンと胸が締め付けられるような青春の甘酸っぱい恋。
天気は雨か曇りだろうか。
すれ違いの多い、喧嘩の絶えない恋人たちが、あるときふっと寄り添う、みたいな妄想(笑)

最初聴いたときはエフェクター?をかけまくったギターの音色が汚く聴こえてあんまり馴染めなかったけど、じわじわじわじわ気に入ってきた。

まあそんな心にダイレクトに響く音楽が真骨頂。

しかも、さっきはフュージョンと書いたが実はパット・メセニーはジャンルレスなのだ。
レコード店ではジャズ・フュージョンのコーナーに置かれることが多く、共演しているミュージシャンもジャズ系が多いだけで便宜的にそうしているだけだ。

あえていうならそれは「パット・メセニーの音楽」であり~系統というようにカテゴライズできない真のオリジナル・ミュージックだ。

そのあまりに強烈な突きつけてくる音楽に、高校生のころの僕は反発した。
そんなセンチメンタルになれねーよとか、そんな壮大にやられても困る、みたいな感じ。

ただ今はその音楽にそっと耳を傾けてもいいかなと思えるようになった。
自分も成長したのだろう(笑)

まだ聴いたことない人はまず一度聴いて、気に入らなければまた一年後に聴いてみてください。
必ず心に沁みる時期がきます。



スティル・ライフ

パット・メセニー・グループ(PMG)の中でも随一と推す人も多い傑作盤。
いわゆる「南半球志向」が明確になった大ヒット作(ジャケット見れば、ね)
初めの「Minuano」からドラマチックに盛り上がり、世界を大きく大きく広げる。
そして名曲「Last Train Home」である。この一曲だけでメセニーのファンになった人がいるくらい。
たまらない哀愁のサウンド。
PMG初めての方はこちらから聴いてみるのがお勧め。僕もそうでした。




シークレット・ストーリー

メセニーのイマジネーションを全開にして完成させた長大音楽絵巻。
オーケストラを効果的に使い、切なさをちょっぴり荘厳にしてみたり、民族的音楽を取り入れて明るかったり、非
常にバリエーションの富んだ表現を可能にしてみせた。
映画音楽っぽいといえばそうなのだが、やはりメセニー特有の毒というかクセのある曲調を織り交ぜている。
正直、わかりやすくて明快な曲もあれば、壮大な世界観で圧倒されてしまうものまで様々で最初は戸惑うかも。
途中でスキップせず、何回も繰り返し、じっくり聴いてみてください。
全14曲どこから聴いてもどう聴いても何十回何百回楽しめる奥深い仕上がりになっています。





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4 on 6 ~リー・リトナーの傑作ライブ


Alive in L.A.

1. A Little Bumpin'
2. Night Rhythms
3. Boss City
4. San Juan Sunset
5. Uptown
6. Waltz For Carmen
7. Wes Bound
8. Pacific Nights
9. Rio Funk
10. 4 On 6


このライブアルバムは僕にとっても思い出深い。

高校2年のとき、この2曲目「Night Rhythms」でシビれた。
当時サックスの音は渋くてそれほど好きではなかったがこの曲だけは聴いてしまった。
まだ青二才で大人の味わいも分からないのに、なんかメロディの切なさが妙にかっこよかった。


もちろんリトナーのギターはいつもどおり切れ味抜群で心にダイレクトに響く。
このライブが名前の通りロスで行われたというのもあったのだろう。
大人というより都会的な雰囲気に酔いしれた。

ここではリトナーのギターはもちろん、サックスがやはり目立つ。
フュージョンシーンでは必須ですからねえ。
たぶん当時はフォープレイにも在籍していた?から、比較したくなります。
で、そのサウンドとは明らかに路線が違う。
アグレッシブでロック色濃厚。

キラキラと空中に舞うような美麗かつリズミカルなピアノが印象的な「Uptown」、じっくり間を取ってのソロがうっとりするバラード「Waltz For Carmen」、大ヒット曲「Rio Funk」も大盛り上がりでリトナーたちも楽しそう。

僕の一押しはラストの「4 On 6」。
ここでのサックスとドラムのバトルがすごい。いや、聴いてみて下さい。マジですごい。
変則的なのに怒涛の勢いで一気に頂点までテンション上げるサックスはまるでカーブを絶妙にドリフトするF1レーサーの如し。
それに追いつけ追い越せとばかりにハッスルするドラミングも絶品。思わず唸ることでしょう。
終わったかと思いきや、また加速する両者に聴衆も大興奮。
この臨場感はたまらない。

あんなのをライブでやられた日にゃあ失神してしまうでしょうw

捨て曲なし。
今思えばとてもとても質の高いライブアルバムなのです。
10年以上経った今でも愛聴している「目立たない」名盤です。(隠れているとは言いません)

ホイットニー・ヒューストンと「The Greatest Love of All」

先日ホイットニー・ヒューストンが逝去しました。
本当にびっくりしました。まだバリバリやっていたイメージがあったので。
ご冥福をお祈りいたします。


ホイットニーといえばボディガードでのあの熱唱が印象的です。

そして最近知ったのですが、「The Greatest Love of All」もホイットニーが歌っていたということ。
だいたいの人はこっちのほうが馴染みあるんでしょうかね。

僕が最初に聴いたのはジョージ・ベンソンのバージョンでした(こちらがオリジナルだそうで)






たしかアルバムCollectionに収録されていたはず。

こちらもなかなか味わい深くていいですよ。やさしく包み込む感じで。
ぜひ両者を比較してみてください。

ブレイクアウト!



スパイロジャイラはもうたくさんたくさんアルバムありますので、名盤を紹介するとキリがないです。
で、その中でも今回はBreakoutをご紹介。

なんといってもタイトル曲。これに尽きる。
僕はノリのいい曲が好きデス。単純なんです。

ここでは、ある意味ぶっ飛んだノリ(笑)のハイテンポリズムに乗って各人が小気味の良いソロを聴かせてくれます。

個人的には名手デイブ・サミュエルズの神がかり的超高速連打マリンバが最高に心地良いのです。

これはぜひ一度ご賞味あれといった感じですね。

ボブとチャックのコンビネーション

ボブ・ジェームスとチャック・ローブ

ともにニューヨーク(東海岸)のフュージョンシーンを代表するトップ・アーティスト。
彼らには共通点がある。
とてもワイルドなところと繊細なところを自由自在に操る能力だ。

特にボブ・ジェームスはわかりやすい。
Headsを筆頭に、今まで自己レーベルのタッパンジーで出してきたアルバムは、どれもワイルドさ(大胆さ)と繊細さを兼ね合わせた曲がずらりと並ぶ。

クラシックの曲と電子音楽の組み合わせは当時革新的で、どれも面白い音楽として聴けた。

以前の記事でも触れたが、電子音のポップなメロディを初めに持ってきたと思えば、途中で突如クラシック的な(あるいはクラシックそのもの)厳粛な雰囲気で盛り上げる手法はまさにボブ・ジェームス・マジックといえるところだ。

チャック・ローブも負けてはいない。
僕が以前に買ったアルバムPresenceでは、淡々とギターの細やかな調べが続く中で、エレガントにかつダイナミックに、曲の調子を移行し、ぐいぐい引っ張るギターワークを見せ付ける。
これがかっこいい。なんとも説明しにくいのだが。
ちなみにこのアルバムでは奥さんとも共演していて、セクシーなボーカルとギターが聴ける。

そしてこの両者がフォープレイで合体し、すさまじいシナジーを生んだ。
一気にグループの軌道を押し上げたのはいうまでもない。

これからの二人、そしてフォープレイがものすごく楽しみなのである。
(ボブの爺さんももう70を超えていますけど、来日するたびに観にいきたいです。ほんと)

 
プロフィール

yudai

Author:yudai
80年代に生まれた洋楽好きです。父は音楽フリークでその影響が多大。ジャズ、フュージョンがメインで、最近はAOR、ロックやポップスもちょくちょく聴きます。特に70年代から活躍しているアーティストたちはかなり追っかけて聴いています。
よく聴くアーティスト:
Pat Metheny
Chik Corea
Bob James
fourplay
Art Blakey Jazz Messengers
Weather Report
Joe Sample
Crusaders
Spyro Gyra
David Benoit
Miles Davis
Bill Evans
Acoustic Alchemy
Tower Of Power
Swing out sister
Workshy
Allman brothers Band
quasimode
T-SQUARE


Twitterは【yudai0516】
リアルタイムで聴いている音楽の他に、適当な思索をつぶやきます。

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